それでは、こうした生活関連物資を調達し、供給するための手順について見てみましょう。
　まず、最初にやらなければならないことは、必要物資の把握です。それぞれの避難所から、今、何が必要とされているのか、何が足りなくなっているかなど、定期的な報告を受けます。これは、管理に当たる市町村職員や避難所の自主運営組織などを通じて、毎日把握するとよいでしょう。
　一方、在宅被災者が必要とする物資については、市町村に寄せられる問い合わせや相談などから把握します。相談窓口から情報を得て、多くの人が必要としており、被災地ではその入手が困難な場合には、その物資も調達品目とします。
　災害対策本部では、それらの情報をもとに、調達すべき物資の品目と数量を集計します。