3 市場化テストへの対応
市場化テストとは、平成18年7月に施行された「競争の導入による公共サービスの改革に関する法律」(平成18年法律第51号)に基づく公共サービスの改革であり、官民競争入札・民間競争入札を活用し、公共サービスによる便益を享受する国民の立場に立って、公共サービス全般について不断の見直しを行い、民間事業者の創意と工夫を適切に反映させることで、国民のため、より良質かつ低廉な公共サービス実現を目指すものである。
平成20年12月19日に閣議決定された公共サービス改革基本方針において、消防大学校における施設の管理・運営業務が市場化テスト(民間競争入札)の対象と位置づけられたことから、これまで業務毎に個別に競争入札等を行っていた同大学校の校舎及び寄宿舎に係る点検等及び保守、清掃、警備等の9業務について、市場化テストの対象業務として一括入札を行い、平成22年4月から落札者により実施される予定となっている。これらの業務を一括して包括的な競争入札を行うことにより、管理・運営業務に係る質の向上や経費削減等の効果が見込まれるところである。