第2章 消防職員の初動活動及び消防職団員の安全対策
東日本大震災において、消防職団員は、消火・救助・救急活動はもとより、水門閉鎖や住民の避難誘導・避難所の運営支援など、それぞれの役割に応じて実に様々な活動に献身的に取り組み、高い評価を受けている。
一方で、多くの消防職団員が被災し、消防庁舎や装備等が多大な被害を受けた中での活動等の課題も明らかになった。このことから消防庁では、消防職団員の活動時における装備の充実や安全対策の強化を図るとともに、大規模災害発生時における効果的な初動活動や、消防本部と消防団との円滑な連携のあり方等について施策を推進している。