2.福島第一原発において活動した消防職員の長期的な健康管理
福島第一原発において、緊急消防援助隊として3号機の使用済燃料プールへの放水活動等を実施した消防職員の安心や長期的な影響の確認に資するため、これらの消防職員について長期的な健康管理を行っていく必要がある。
消防庁では、平成23年度に、当該消防職員についてホールボディーカウンター*4等による検査を行うとともに、7月から、医療や放射線の専門家等により構成される「福島原発事故において活動した消防職員の長期的な健康管理検討会」において、健康状態に関する把握方法や管理方法等を検討した。
また、平成24年7月からは、「福島原発事故において活動した消防職員の長期的な健康管理審査連絡会」において、当該消防職員に係る定期追加検査を実施し、当該検査等の結果に基づく健康状態の確認等を行うこととしている。
*4 人の体内に沈着した放射性物質から放出されるガンマ線を人体の外側から検出する計測装置