2.開発途上諸国からの研修員受入れ
(1) 課題別研修等の実施
消防庁では、JICAと連携・協力し、開発途上諸国の消防防災機関職員を対象に救急救助技術研修、消火技術研修及び火災予防技術研修の3コースの集団研修を、消防本部の協力の下で実施している。
救急救助技術研修は大阪市消防局においてこれまでに222人、消火技術研修は北九州市消防局において221人、火災予防技術研修は東京消防庁において143人を受け入れて研修を実施してきており、各コースの研修生を通して身につけた知識や技術を自国の消防防災行政に的確に活用している。
(2) 各国への情報提供等
消防庁では、集団研修や国別研修のほかにも、開発途上諸国を中心として各国からの情報提供、視察等の要望に随時対応している。各国大使館、JICA、財団法人自治体国際化協会等の協力依頼に基づき、各国からの消防防災、危機管理分野等の関係者の使節を受け入れ、それぞれのニーズに合わせて情報提供等を実施している。