1.災害の概要

 令和元年9月5日に南鳥島近海で台風第15号、後に令和元年房総半島台風と名付けられる台風が発生しました。
 その後、勢力を強めながら7日から8日にかけて小笠原近海から伊豆諸島付近を北上しました。9日3時前に三浦半島付近を通過し、5時前に強い勢力で千葉市付近に上陸しました。その後、同日朝には茨城県沖に抜け、日本の東海上を北東に進みました。
 台風の接近・通過に伴って伊豆諸島や関東地方南部を中心に猛烈な風と雨になりました。特に、風は激しく、伊豆諸島と関東地方南部の6地点で最大風速30メートル以上、伊豆諸島と関東地方南部の3地点で最大瞬間風速50メートル以上を観測しました。

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