1.はじめに

 現在、日本では約2千もの『活断層』が見つかっています。
 活断層では、岩盤のひずみが限界に達した時に地震が発生します。震源が陸域にあって浅い場合、被害が大きくなりやすい特徴があります。
 事実、これまでに大きな被害をもたらした地震が幾度も発生しています。
 その典型が、平成7年に発生した阪神・淡路大震災です。
 平成30年6月に発生した大阪府北部を震源とする地震も活断層による地震であったため、大きな被害をもたらしました。
 ここでは、大阪府北部を震源とする地震を基に、今後も発生が予想される大規模地震に対し、どのような取組が必要なのかを学びましょう。