4.ブロック塀の倒壊

 大阪府北部を震源とする地震で最も話題になったのが、ブロック塀の倒壊です。ブロック塀倒壊に巻き込まれ2人の尊い命が失われました。
 ブロック塀倒壊の原因は、内部の鉄筋の腐食といった経年劣化等が考えられ、外観では判断できない場合もあります。
 ブロック塀の倒壊事故を受け、文部科学省では地震翌日の19日に全国の各教育委員会等に対して学校におけるブロック塀の安全点検等の取組を促す通知を発出しました。
 国土交通省では同月21日に『ブロック塀の安全点検のチェックポイント』を公表しました。その後、避難路沿道のブロック塀等も建築物同様に耐震診断を義務づけることができるよう『建築物の耐震改修の促進に関する法律』施行令の一部を改正しました。
 このように起こってしまった悲劇を繰り返さないために、対策も進められています。