3.家の周囲の安全対策

災害は家の中だけで起きるとは限りません。ふたたび先ほどのイラストをご覧ください。住まいの回りには意外な危険物がいっぱいです。家の周囲にもしっかりと目を光らせましょう。
植木鉢などを整理します。落ちる危険がある場所には、何も置かないようにします。
ガスは、ボンベを鎖で動かないよう固定しておきます。
どこにでもあるブロック塀。土中にしっかりとした基礎のないもの、鉄筋が入っていないもの、控え壁がないものは危険です。補強しましょう。ひび割れや鉄筋のさびも修理しておきます。
不安定な屋根のアンテナや、瓦なども専門家に頼んで直してもらいましょう。
ひび割れ、窓枠のがたつきはないか、チェックします。強風による飛来物が心配なときは、外側から板でふさぐなどの処置を。
モルタルの壁に傷はありませんか。
板壁に腐りや浮きはありませんか。
雨樋に落ち葉や土砂が詰まっていたり、継ぎ目のはずれや塗装のはがれ、腐りはありませんか。
雨戸はがたつきやゆるみを確認します。
瓦のひび割れ、ずれ、はがれがないか点検します。
トタンのめくれ、はがれのないことを確認します。
放火による火災もあとを絶ちません。家の周りやアパートなどの階段の下に燃えやすいものを置かないようにします。ゴミは収集日の朝に出しましょう。
空き家、車庫、物置などにもきちんと鍵をつけ、戸締まりをしっかりするよう心がけておきます。
家を空けるときは、隣近所に声をかけておきましょう。
家の周りは街灯をつけるなどして、できるだけ明るくしておきましょう。
地域のみんなで定期的に夜の見回りをするようにしましょう。放火犯を締め出すぐらいの気持ちが大切です。