2.火災の傾向:補足

最近の火災の傾向について、平成24年のデータを用いて補足いたします。

平成24年中、日本では、約4万4,000件の火災が発生しています。これは、10年前(平成14年)の約70%となっています。そして、平成24年に発生した火災の約58%が建物火災で、さらにその約55%が住宅火災となっています。

主な出火原因は、放火及び放火の疑い、たばこ、こんろ、たき火、ストーブ、電灯・電話等の配線などです。

建物火災では、約1,300人の方が亡くなっており、その死因の二大原因は、一酸化炭素中毒・窒息と火傷となっています。

住宅火災で亡くなった人を年齢別にみると、65歳以上の高齢者の占める割合が6割を超えており、これは5年連続です。