平成29年7月九州北部豪雨に学ぶ
3.被害の概要

この豪雨の影響で、山間部の中小河川が増水、氾濫し、土砂崩れ等が発生しました。これにより、広島県、福岡県及び大分県で、死者42人、行方不明者2人という人的被害のほか、1,600棟を超える家屋の全半壊や床上浸水など、甚大な被害が発生しました(平成30年6月1日現在)。
また、河川の氾濫、土砂災害等により、電気、ガス、水道等のライフラインのほか、道路や鉄道、地域の基幹産業である農林業にも甚大な被害が生じ、発災直後には2,000名を超える方々が避難生活を送ることになりました。
さらに、一部地域においては、固定電話回線及び携帯電話回線が不通となり、大勢の住民の安否が確認できない状態が発生しました。

発災当初、福岡県朝倉市、東峰村などの一部地域では、河川の氾濫、土砂災害等による道路の寸断等で災害現場に近づくことができず、被災住民の救助活動、避難誘導等は困難を極めました。

現在のカリキュラム

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