火災対策(監修:消防研究センター)
3.トラッキング安全対策

 トラッキングによる出火を防ぐための安全対策をまとめてみました。

1.コンセントやテーブルタップに差し込んだままになっている電源プラグは、時々抜いて乾いた布で拭き取る。
2.機具の使用後は、スイッチを切ってコンセントからプラグを抜いておく。
3.電源プラグ及びコードが熱くなっているときは、すぐに使用をやめて電気店に点検してもらう。

 特に、洗面所や台所など、湿気が高く湯気や水滴が直接掛かる位置にあるコンセントや暖房器具の使用により結露の生じやすいところにあるコンセントやテーブルタップに差し込まれた電源プラグは注意が必要です。

 その他にも、熱帯魚などの水槽に使用されている電気器具の電源プラグからの出火事例も見られます。
 トラッキング火災は、通電しているコンセント等に電源プラグが差し込まれていれば、その器具の使用の有無にかかわらず発生するのが特徴です。そのため、不在時に火災が発生し、発見が遅れ延焼拡大に至るケースも見られます。
 大掃除などの機会をとらえて掃除やチェックをし、長期間外出するときは、出来るだけコンセントからプラグを抜いておきましょう。

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