4-4.わが家の耐震診断~壁の配置

外壁の量と配置は、建物を地震から守る上でもっとも大切なものです。まず住まいの縦・横に対して、外壁の一面にバランスよく壁が配置されているかを見てみましょう。

図のように、4面ある外壁のうち一面だけ壁がない「全開口」の場合など、その配置が適切でないと建物がこわれることがあります。地震の力が集中して他の部分より大きくゆがむからです。

加わる力がさらに大きくなればゆがみが増し、その部分がこわれて建物全体が倒れることにもなりかねません。


建物の隅には壁を設けることが大切であり、耐震性を考えると、壁のついていない独立した柱を設けることは極力避けたほうが良いでしょう。

では、続いて他の視点から学んで見ましょう。