20.ガス機器が持つ防災設備 (LPガス)

ガスの設備や機器には、万が一の時に備えて、様々な安全装置が取り付けられています。

例えば、屋外で皆さんが目にする「ガスメーター」にも、災害を未然に防ぐ為の、様々な機能が備えられています。

ガスメーター・・・「マイコンメーター」は、ガスの使用量を計るだけでなく、災害を未然に防ぐ様々な機能が付いています。

例えば、地震などの強い揺れが発生した時などには、自動的にガスを遮断します。

マイコンメーターの復帰も、至ってシンプルです。


最初にガス栓、器具栓を全て閉めてください。容器バルブを閉めた場合は、容器バルブを開きます。
メータ前方左側の遮断弁開スイッチを押し赤いランプが点灯したらすぐに手をはなします。
約1分後、液晶表示"ABC"の点滅が消えます。
赤いランプの点滅と液晶表示が消えたらガスを使用できます。

更に、ガス機器にも、様々な防災機能が備えられてきています。

例えば、ガスコンロには「立ち消え安全装置」や「調理油過熱防止装置」を備えたものがあり、小型のガス湯沸し器には、不完全燃焼を防止する装置が付いたものなどがあります。

その他、ガスファンヒーターなどにも、不完全燃焼を防止する装置が取り付けられたものがあります。

また、万が一ガス漏れが発生した時に備えて、「ガス漏れ警報器」などが開発されています。

ガスによる事故を防ぐ為に、ガス設備や機器は常に進化しています・・・。

そこにあなたの、ガスの防災に関する知識が加われば、ガスによる事故は限りなく「ゼロ」に近づくのです・・・。