8.都市ガスを安全に使う為のポイント6

ちょっとした不注意によるガスの使用中の災害は、天ぷら油火災などのほかに、ガスの不完全燃焼によって起こる、「一酸化炭素中毒」があります。

ガスは、燃えるとき、多量の空気を必要とします。この空気が足らなくなると、ガスは不完全燃焼を起こし、その結果一酸化炭素が発生するのです。

一酸化炭素を長時間吸い続けると、頭痛や不快感に襲われ、中毒を起こし、思わぬ結果を招く恐れがあります。

この様な事態を避ける為にも、ガス器具を使うときには「常に新鮮な空気」を入れて下さい。


例えば、キッチンでガスコンロや小型湯沸し器を使う場合は、必ず換気扇を使用するか、窓を開けて換気をして下さい。

小型湯沸し器で浴槽へ給湯したり、シャワーとして使用したりするなど、長時間の連続使用は不完全燃焼の原因となり危険です、絶対に止めて下さい。

居間などでガスストーブを使う時は30分に一回程度、新鮮な空気を取り入れましょう。

自然排気式のふろがまを使用している時は、換気扇を使用しないで下さい。

一見、換気扇を回した方がいいかと思われがちですが、換気扇を回すと、排ガスが逆流して中毒を起こすことがあるからです。

また、吸気口は不完全燃焼の原因になるので、ふさがないで下さい。