防災情報の活用
4.大雨・洪水に関する情報

さらに、風水害に関する防災情報について見てみましょう。

気象庁では、強風、大雨、大雪、洪水、高潮などの災害の起こるおそれがあるときに、注意報を発表します。警報は、それが重大な災害になるおそれがある場合に発表されます。

さらに、2013年(平成25年)8月からは、数十年に一度の降雨量となるような大雨等が予想される場合、「特別警報」が発表されるようになりました。この「特別警報」は、警報の発表基準をはるかに超える現象に対して発表されます。市町村は、住民に対し、直ちに最善を尽くして身を守るよう呼びかけ、非常に危険な状況であることなどを周知する必要があります。

これらのほか、気象庁では、6時間先までの1時間毎の見通しを示す「降水短時間予報」や、1時間先までの5分毎の雨量予測を提供する「降水ナウキャスト」を発表しています。

「降水ナウキャスト」の雨量予測は、1kmメッシュで発表され、情報の更新も5分おきに行われます。さらに、2014年(平成26年)8月から、「高解像度降水ナウキャスト」の発表を開始しています。これは、30分先までの5分毎の雨量予測を250mメッシュで発表するもので、情報の更新も5分おきに行われます。これにより、局地的に急激に起こる降雨を予測できることから、短時間の集中豪雨への対応が期待されます。

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