大地震に備えた責務
1-1.イントロダクション

徹夜で救援物資の搬入、配達、家への電話は不通、庁舎のロビーには、不安、悲しみ、絶望、怒り、そして寒さに震える市民で歩くすき間もありません。心身ともに疲れました。休む間もなく次の日は棺桶を作り、その中に死体を入れました。もうあんな小さな子どもを棺桶に入れたくはありません。
[阪神・淡路大震災を体験した地方公務員の手記]

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