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最後に、図上型訓練を効果的に実施するための留意点を見てみましょう。
まず、失敗が多数見られる訓練こそ成功だと考えることです。当たり障りのない訓練を準備するのではなく、失敗をして災害時の対応の課題を把握しましょう。
次に、訓練には、リアリティを持たせることが大切です。図上型訓練は、実際の災害時に役立つ意思決定や状況判断を求めるものです。したがって、訓練の設定は、訓練参加者の現在の役割や自ら居住する地域をベースにするようにしましょう。また、上司が出張などで不在の際にその職務を代行するという設定なども、実践的な意思決定能力の養成につながります。
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