応急給水
6.給水方法

 実際の給水方法は、大きく2つの種類に分けることができます。
 まずその第一は、一定の場所に固定して、常に給水を行う「拠点給水」という方法です。
 被災範囲が広く、長期の断水が予想される場合には、拠点給水方式で給水を行うことが望まれます。給水拠点としては、配水池や耐震貯水槽などがあります。また、通水している水道管に、仮設給水栓を設置して給水する方法もあります。浄水装置を利用して、学校のプールや河川の水を給水したり、民間の井戸を活用することも考えられます。
 さらに、応急復旧の状況に合わせて、仮設給水栓を増設し、給水範囲を拡大していきます。
 このようにして、できる限り給水拠点の数を多くすることで、被災者が必要に応じていつでも水を受け取ることができるようになります。

続きを読む