心のケア対策
6.心のケア活動

 実際に行われる「心のケア」活動としては、次のようなものがあります。
 まず、「心のケアセンター」などでの相談活動です。カウンセラーなど専門家の協力を得て、保健所などに窓口を設置することが少なくありません。阪神・淡路大震災のように、県が「心のケアセンター」という組織を立ち上げ、より長期的に「心のケア」活動を推進している例もあります。市町村としては、住民にそうした窓口の存在をお知らせすることが必要になります。
 一方、本当に支援の必要な方を見出すためには、窓口でただ待っているだけでは不十分です。このため、民生委員や保健師などが被災した家庭などを訪問して、支援の手を差し伸べます。こうした訪問活動(アウトリーチング)も、「心のケア」活動として重要なのです。

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