地方公共団体の相互応援に係る備え
7.関西広域連合の取組事例

 関西広域連合は、カウンターパート方式により迅速かつ機動的、継続的な支援を行いました。

 カウンターパート方式とは、各府県が支援先の被災県を分担する方式です。

 具体的には、兵庫県と鳥取県、徳島県が宮城県を、大阪府と和歌山県が岩手県を、滋賀県と京都府が福島県を支援しました。

 支援の内容は、物資の送付、職員の派遣、避難の受入れでした。

 物資は、アルファ化米、飲料水、毛布、簡易トイレ等が送られました。

 職員は、警察、消防、DMAT、市町村職員を除き、110人(累計44,714人・日)が派遣され、ピーク時には387人/日に達しました。

 また、1,045世帯2,776人の避難者が関西の公営住宅等に受け入れられました。

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