緊急輸送道路の確保
2.緊急輸送道路とは

 災害が発生すると、その応急対策のためには、さまざまな人員や物資を輸送することが必要です。これらの人員や物資を輸送する車両は、警察・消防などの緊急車両とともに、「緊急通行車両」と呼ばれます(災害対策基本法第76条)。
 緊急通行車両は、たとえ災害後に道路交通が混乱しても、その影響を受けないことが望まれます。このため、災害対策基本法(第76条)に基づく交通規制が実施され、緊急通行車両を専用に通行させる道路が確保されます。このようにして確保された道路が、「緊急輸送道路」です。

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