② 小型ポンプ操法
4.1番員

 1番員の動きです。
 3番員の「よし」の合図で、筒先の元金具部の位置近くに左足を1歩踏み出し、第1ホースのめす金具部を右手で、めす金具の反対側を左手で持ち、展張に便利な位置で、ホースのめす金具が手前になるように地面に立てて、展張します。
 おす金具近くを折って、搬送に便利な位置に置き、右足をホースから離すと同時にめす金具を両手で持ち上げ、左手はめす金具、右手はホースに持ち変え、おおむね2メートルの余裕ホースをとります。
 めす金具を両手で持って、放口に結合します。ホースを引いて結合を確認します。

 つづいて、折りひざ又は折りひざに準じた姿勢で、第2ホースを左肩に担ぎます。右手で第1ホースのおす金具をつかみ、腰の位置で保持します。展張ホースの左側に沿って、第2結合実施場所へ進みます。
 第1ホースのおす金具をその場に置き、第2ホースのめす金具が手前になるように地面に立て、展張します。
 第2ホースのおす金具近くを折って搬送に便利な位置に置き、第1、第2ホースを結合し、確認します。
 第2ホースのおす金具を右手でつかみ、腰の位置で保持します。展張ホースの左側に沿って、第3結合実施場所へ進みます。
 第2ホースのおす金具をその場に置き、第2、第3ホースを結合します。結合の確認後、基本の姿勢をとります。
 立つ位置は両足のかかとが第3結合部より火点側になるようにします。
 「放水始め」を復唱後、回れ右をして右足を引きつけることなく発進し、延長ホースの左側に沿ってポンプへ向かいます。
 放水開始の伝達は、ポンプ前おおむね2メートルの伝令停止線内で停止し、3番員と相対して行います。
 3番員が復唱の手をおろしたあと、1番員は、回れ右をして右足を引きつけることなく発進し、延長ホースの左側に沿って最短距離で注水部署へ向かいます。

 指揮者の「筒先員交替」の号令で、指揮者の左斜め前方から入り、指揮者の左手に左手をそろえ、ノズル近くのプレイパイプを確実に握ります。
 次に、指揮者の右足近くに1歩踏み込むと同時に右手で取手を握り、基本注水姿勢がとれたあと、「よし」と合図し交替します。

 1番員の動きと位置関係を図で確認しましょう。
 3番員の「よし」の合図で、まず第1ホースを展張します。
 おおむね2メートルの余裕ホースをとり、放口へ結合、確認をします。
 第2ホースは左肩に担ぎ、右手で第1ホースのおす金具をつかみ、腰の位置で保持します。展張ホースの左側に沿って第2結合実施場所へ進みます。
 第2ホースを展張し、第1ホースと結合します。
 第2ホースのおす金具を右手でつかみ腰の位置で保持しながら、展張ホースの左側に沿って第3結合実施場所へ進みます。
 第2、第3ホースの結合、確認後、1番員は基本姿勢をとります。位置は両足のかかとが第3結合部より火点側になるようにします。
 「放水始め」を復唱後、回れ右をして右足を引きつけることなく発進し、延長ホースの左側に沿ってポンプへ向かいます。
 放水開始の伝達は、ポンプ前おおむね2メートルの伝令停止線内で3番員と相対して行います。3番員が復唱の手をおろしたあと、1番員は向きを変えます。
 延長ホースの左側に沿って最短距離で注水部署まで向かい、指揮者の1歩後方につきます。
 1番員から「伝達終わり」の合図を受け、指揮者は「筒先員交替」と号令します。基本注水姿勢がとれたとき「よし」と合図をし、交替します。

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