総務省消防庁
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大塚 えりかさん (30代) 青森県 弘前市消防団本部付 女性消防団 インタビュー

ラッパ隊も歓迎します!

大塚 えりかさん(30代) 青森県 弘前市消防団本部付 女性消防団 班長

大塚 えりかさん

普段のお仕事(生活)ぶりを教えてください。

 普段はこども園で子どもたちに絵本を読んだり、歌・手遊びをして過ごし、泣いている子どもに寄り添いながら楽しんで過ごせるように毎日頑張っています。
 子どもたちの成長は早く、毎日楽しく見守っています。

大塚 えりかさん

消防団を知ったきっかけ、入団するに至った経緯は何ですか?

 体操サークルの先生が女性消防団に入っていて誘われたのがきっかけです。
 救命指導で中学校や高校の生徒たちに教えるということで普段の保育教諭という仕事を生かし てできるのではないかと思い、少し興味を持ちました。
 従姉妹も入団していたので入りやすかったです。

大塚 えりかさん

消防団ではどのような活動をしていますか?

 救命救急士と一緒に救命講習の指導員として、各中学校、高校などに出向き生徒たちに教えています。また、保育園、小学校の防災教室では、簡単な火の消し方、煙の中の逃げ方など 寸劇を交えて教えています。
 ラッパ隊にも所属しているので、出初式、観閲式では吹奏しています。月に一度、男性団員の方々と一緒に練習するほか、楽譜を見たり、曲を聴いたりして自主練習をしています。
 その他、繁華街の火災予防運動では、消防士の方と一緒に一軒ずつ店や家庭を訪問し、火災予防の声がけをしています。

女性として消防団に参加してどんな印象を持ちましたか?

 火災の現場に出ているわけではないのですが、後方支援として子ども達に119番の電話のかけ方、応急手当の仕方など基礎的なことをコツコツと教えることについて、いつも工夫しながら考えているんだと感じました。

大塚 えりかさん

困ったこと、困難に感じたことはありますか?

 救命講習では生徒たちに教えるときに、中学生、高校生、大学生の各年齢に応じて話し方や教え方の工夫が必要だなと思いました。
 そのため、防災教室では避難訓練の中で自分たちでできる火消しや家の中で気を付けるべきことなど興味を持って覚えてもらえるように、小道具や衣装を工夫し寸劇で分かりやすく説明することを心掛けています。

大塚 えりかさん

仕事との両立、家庭との両立はできていますか?

 仕事や家庭との両立ができるように、活動は仕事が休みの日に参加するようにしています。
 また、会議や準備を短時間でしっかりできるように団員みんなで意見を出し合いながら、仕事に支障がでないよう調整しているので両立できています。

大塚 えりかさん

消防団に入ってご自身に何か変化はありましたか?

 色々な世代の方や職種の方がいてそれぞれのアイディアを出し合い色々な考えがあることを知ることができました。
 また、普段の仕事ではあまり学ぶことができない救命講習指導員の勉強をすることができ、仕事でも応急手当など生かせるので自分の励みにもなっています。

大塚 えりかさん

消防活動のやりがい、活動して良かったこと、消防団の魅力等を教えてください。

 消防活動のやりがいや活動して良かったこととしては、保育園での防災教室で、先生方も知らなかったことを教えられること、何年もやっていると小学校で教えた子が中学校で救命講習に参加していたりして成長を感じられることです。
 消防団の魅力として、いろいろな活動に参加するうえで様々な職種の人たちの話を聞く機会があり、自分にないいろいろな考え方を学ぶことができています。

大塚 えりかさん

入団を考えている女性の方たちへメッセージをください。

 様々な年齢、仕事を持つ仲間を作ることができ、活動も自分の得意なことや興味のあることを活かしながら活動できるので、まず消防団がどのような活動をしているのか興味を持っていただけたらと思います。
 ラッパ隊も歓迎します!

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