事業継続計画(BCP)コース
5.業務継続計画(BCP)の効果

このグラフは、事故の発生から復旧までの「時間」と、質・量あわせた「業務レベル」の関係を表したものです。

事業継続に対して何も手を打たない場合は、実線のように、回復にかなりの時間を要します。それに対して、BCPを策定して、必要な措置を講じておくことで、復旧曲線は図のようになります。

つまり、復旧を優先する業務を事前に決め、バックアップ等の事前対策、災害時の応急・復旧対策の策定、日常訓練等を行っておくことにより、発災後に稼動を続ける業務レベルの向上と、復旧までの時間短縮が可能となるのです。



この業務レベルを、さらに、応急業務、非常時優先業務に該当する通常業務、非常時優先業務以外の優先業務といった業務種別に見てみると、発災直後に、各種の必要資源を応急業務や非常時優先業務に優先的に割り当てることで、高いレベルで業務継続を行える状況に改善できることがわかります。

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