警戒、巡視を行い、異常箇所があれば、補修、修復を行い、堤防の決壊を防ぎます。ここでは、破堤の原因について見ていきます。
(越水)
増水した河川の水が堤防の高さを越えてあふれ出す状態のことです。
あふれた水が堤防の裏法面を削り、破堤を引き起こすことがあります。
(浸透)
河川の水位が上がることにより、その水圧で河川の水が堤防を浸透し、堤防の裏法面などに吹き出すことです。
水が浸透することで堤防が弱くなり、破堤を引き起こすことがあります。
(洗堀)
激しい川の流れや波浪などにより、堤防の表法面の土が削り取られる状態のことです。
削られた箇所がどんどん広がると破堤を引き起こすことがあります。
(亀裂)
堤防の表面に亀裂が入ることです。そのままにしておくと、亀裂が広がり、破堤を引き起こすことがあります。
これらの原因による堤防の決壊に対して適切な水防工法を選択して実施しなければなりません。
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