総務省消防庁
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野上 隆昌さん (30代) 福岡県 福岡市水上消防団 インタビュー

「ありがとう」と言われた時に

野上 隆昌さん(30代) 福岡県 福岡市水上消防団 姪浜水上分団 部長

野上 隆昌さん

消防団に入団したきっかけを教えてください。

 父や地域の方々が福岡市水上消防団に所属し,活動しているのを見ていたので,大人になったら私も入団し,地域のために何か役に立ちたいという思いがあり入団しました。

消防団を知ったきっかけを教えてください。

 小さいときから父が地域の安全のために消防団活動をしている背中を見ており,消防団は私にとって身近な存在でした。

野上 隆昌さん

消防団ではどのような活動をしていますか?

 水難事故※が起きたときに出動し、消防署と連携して救助活動を行います。また,定期的にそのような現場で冷静に活動できるようAEDの取り扱い訓練などを消防団で行っています。

(※福岡市消防団は主に漁師で構成されており、海上で事故が起こると救助にかけつけます。)

ご家族の反応はいかがでしたか?

 水難事故で救助活動を行うため,心配もあるみたいですが,命を救うための重要な活動であり,消防団員でなければできないことをしているので応援してくれています。

野上 隆昌さん

普段のお仕事ぶりを教えてください。

 福岡市漁業協同組合姪浜支所に所属し,漁師をしています。冬場は海苔の養殖を行い,福岡市の学校給食にも提供しています。海苔を食べた子供たちから「おいしい」という言葉をかけてもらえるのでがんばれます。

野上 隆昌さん

仕事との両立,家庭との両立はできていますか?負担になることはありませんか?

 仕事を優先していますので,消防団活動にはできる範囲で参加しています。負担になっていることはあまりありませんが,家族と過ごしているときに出動するときは,後ろ髪を引かれる思いですね。

野上 隆昌さん

消防団に入ってご自身に何か変化ありましたか?

 消防団に入ると,地域の方々とふれあう機会がたくさんありますので,多くの人たちから刺激を受け,私自身の視野が広がりました。また,福岡市消防団はまとい振りや太鼓などの伝統技術継承を目的に消防伝統技術演技を事業として行っておりますが,その中で「まとい会」に所属して,昔の文化も学ぶことができています。

消防活動のやりがい,活動してよかったこと,魅力等を教えてください。

 普段の生活では経験できない,命を救うといった貴重な経験ができています。また,活動後に地域の方から「ありがとう」と言われた時には,地域のためになっているという実感がわきます。

野上 隆昌さん

入団を考えている方たちにメッセージをください。

 入団すると定期的に訓練もありますし,活動に必要な知識や技術も学ぶことができます。むずかしく考えずに,ぜひ一緒に活動しましょう。

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