消防庁の組織および所掌業務

地域防災室

「地域防災力」の中核として欠くことのできない「消防団」の強化を図り、地域住民一人一人が防災について理解を深め、自主的な防災活動を推進し、地域の防災体制の強化を目指しています。

(1)消防団

 消防団員は、それぞれ自分の本業を持ちながら、「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神に基づき、地域の安全を守るために消防・防災活動を行っています。

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また、消防団員は、住民に対する防火広報、応急手当普及啓発活動、子供たちへの防災教育など、幅広い分野にわたり活動しており、地域防災の中核的な存在として、今後も活躍することが期待されています。

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①消防団への加入促進の取組

近年の社会経済情勢の変化の影響を受けて、消防団員数が減少しており、消防団の充実強化のため、消防団員の確保が喫緊の課題となっています。

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 消防団員募集ポスターやリーフレットの配布、消防団活動に協力する事業者に表示証が交付される消防団協力事業所表示制度、女性や若者の入団をはかるための加入促進事業、消防団に入団している大学生の就職を支援する、学生消防団活動認証制度など、女性や若者をはじめとする、幅広い人材の入団を促進し、地域防災力の強化を目指しています。

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②消防団員の装備の充実

 消防団の装備の基準の改正(平成26年2月7日)を踏まえ、装備の改善をはたらきかけ、消防団員が安全かつ有効に活動できるよう、装備の改善を進めています。

    双方向の情報伝達が可能な情報通信機器の充実(トランシーバー)
  • 消防団員の安全確保のための装備の充実 (安全靴、ライフジャケット等)
  • 救助活動用資機材の充実(チェーンソー、油圧ジャッキ、投光器等)
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③消防団員の教育の充実強化

消防団のレベルアップには、消防団員の教育が不可欠です。消防学校での教育訓練の基準の改正(平成26年3月28日)を踏まえ、消防団教育の標準化を進めるとともに、より実践的な訓練のために、教育用DVDの作成や教育用冊子の作成(消防庁総務省eカレッジに掲載)、消防学校への救助資機材積載消防ポンプ自動車を配備するなど、消防団員教育の充実を進めています。

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(2)自主的な防災活動の推進

大規模災害時では、住民一人ひとりが「自分たちの身の安全は自分たちの手で守る」という自主防災意識を持って行動することが非常に重要になります。そのため、地域住民の方々により構成される自主防災組織や、女性(婦人)防火クラブ、幼少年消防クラブの育成や、災害時におけるボランティア活動が円滑に行なわれるよう活動環境の整備に努めています。  また、地域に根ざした団体・組織等、多様な主体における防災に関する優れた取組を表彰する「防災まちづくり大賞」を実施しています。防災まちづくり大賞の受賞事例を見たい方はココをクリックしてください。

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