災害廃棄物は、大きく「し尿」「災害ごみ」「がれき」に分けられます。
し尿としては、水害で便槽に流入した汚水や、仮設トイレ、避難所となった施設のトイレなどに溜まったものがあります。これらは、バキュームカーで収集します。
災害ごみには、各家庭から出される壊れた家具や道具類、避難所から出される生活ごみなどがあります。水害の場合には、さらに水に浸かった畳、衣類などが加わります。これらは、交通の障害となり、衛生面での問題も生じることから、迅速な回収が必要となります。
がれきは、主に建物の損壊・焼失などに伴って発生します。地震などで家屋の被害が大きい場合は、大量のがれきが発生します。市町村ではこれらを収集・運搬して、適正に処分することが必要になります。
特に、緊急輸送などの交通障害となるような家屋や塀の倒壊が発生した場合には、その迅速な撤去が求められます。
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