大量に出た災害ごみは、ごみ収集車での収集が中心となります。どの地域に、どの程度のごみがあるかといった情報や、通行可能な道路などの情報を、随時把握しながら実施することが必要です。
　災害時には、ごみ収集車で積み込むことができないような大型の家具やがれきも発生します。このため、ダンプカーなどの手配が必要になります。さらに、ショベルカーなどの重機を導入することが必要なこともあります。この場合、建設業者・土木業者などの協力を得ることで、重機などの手配・作業を迅速に進めることができます。
　なお、被災地の悪化した交通事情からごみの収集がなかなか進まない場合、夜間の収集作業の実施や、集中的な回収作業の実施が有効だった例もあります。