15.固定ほう帯法・上腕・前腕部

固定ほう帯法・上腕・前腕部
 骨折又は骨折の疑いがある場合に多く用いられる方法です。
 全巾三角巾の一端を、受傷していない側の肩にかけ、基底部が垂直になるようにします。
 頂点は受傷側の肘に置き、受傷側の手のひらは胸にあてるか、上又は下側に向けます。
 足の方にたれ下がっている端は、受傷した側の肩にかけ、両端を首の後で結びます。
 肘の部分にある三角巾の頂点は、とめ結びで結んで、安全ピンで留めるなどして処理します。

8つ折りのたたみ三角巾で固定します。
 固定は受傷部位を避けた肘に近い部分に行います。
 指先は、血液の循環を確保するため覆わず、若干出しておくようにしましょう。