① ポンプ車操法
11.第2線延長(3番員)

 3番員の動きです。
 1番員の「第2線延長始め」の復唱に「よし」と呼唱して、とび口をその場に置き、後方に向きを変えて発進し、延長ホースに沿って最短距離でポンプ車へ向かいます。
 ここから3番員は、第1線延長時の2番員と同じ役割をします。
 第2ホースは、搬送に便利な位置に置きます。
 ついで第1ホースを展張に便利な位置に搬送し、展張します。おす金具近くを折って搬送に便利な位置に置きます。
 めす金具を両手で持ち上げ、おおむね2メートルの余裕ホースをとったあと、第2放口に結合します。ホースを引いて結合を確認します。

 第2ホースを左肩上に担ぎ、第1ホースのおす金具を右手に持ち、腰につけたのち展張ホースの左側に沿って、第2結合実施場所へ進みます。
 第1ホースのおす金具をその場に置き、第2ホースを肩からおろして展張します。第2ホースのおす金具近くを折って搬送に便利な位置に置きます。
 第1ホースと第2ホースを結合します。ホース結合後は、かかさずホースを引いて確認します。
 ついで第2ホースのおす金具を右手に持ち、腰につけたあと、展張ホースの左側に沿って第3結合実施場所へ進みます。
 第2、第3ホースを結合します。結合の確認後、基本の姿勢をとります。
 立つ位置は両足のかかとが第3結合部より火点側になるようにします。
 「第2線放水始め」と復唱し、回れ右をして右足を引きつけることなく発進します。
 第2結合付近でホースをまたぎ4番員の方向に直進します。
 放水開始の伝達は、伝令停止線内、第2放口側の位置に停止し、4番員と相対して行います。
 4番員が復唱の手をおろしたあと、3番員は、回れ右をして右足を引きつけることなく発進し、延長ホースの右側に沿って最短距離で注水部署へ向かいます。
 2番員の反対側1歩後方につき、「伝達終わり」と合図します。
 このあと再び破壊地点に戻り、とび口を持って構えます。

 3番員の動きと位置関係を図で確認しましょう。
 指揮者が「第2線延長始め」の合図をし、1番員が復唱、3番員は「よし」と合図をし、とび口をその場に置きます。
 延長ホースの左側に沿って最短距離でポンプ車へ向かいます。
 ホース積載位置から第2ホースをおろして搬送しやすい位置に置き、つづいて第1ホースをとり、展張します。
 おおむね2メートルの余裕ホースをとり、第2放口へ結合、確認します。
 展張ホースの左側に沿って第2結合実施場所へ進みます。
 第2ホースを展張し、第1ホースと結合します。
 第2ホースのおす金具を右手でつかみ腰の位置で保持しながら、展張ホースの左側に沿って第3結合実施場所へ進みます。
 第2、第3ホースの結合、確認後、3番員は基本の姿勢をとります。位置は両足のかかとが第3結合部より火点側になるようにします。
 2番員からの合図「第2線放水始め」を復唱後、延長ホースの左側に沿ってポンプ車へ向かいます。
 第2結合付近でホースをまたぎ、4番員の方向に直進します。
 放水開始の伝達は、ポンプ車前おおむね2メートル、伝令停止線内、第2放口側の位置で、4番員と相対して行います。4番員が復唱の手をおろしたあと、3番員は向きを変えます。
 延長ホースの右側に沿って最短距離で注水部署へ向かいます。
 3番員は、2番員の反対側1歩後方の位置で「伝達終わり」の合図をし、再び破壊地点に戻り、とび口を構えます。

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