最近の災害事例
3.2006年 平成18年豪雪

 2005年(平成17年)12月上旬から2006年(平成18年)1月上旬にかけて、日本各地で低温となり、日本海側を中心に暴風を伴った大雪となりました。1月中旬以降も、山沿いの地域を中心に大雪となる日が度々あり、全国の23地点で、年間の最深積雪の記録を更新しました。

 これらの降雪等により、死者152人、負傷者2,145人の人的被害が発生しました。また、住家被害は、全壊18棟、半壊28棟、一部破損4,667棟、床上浸水12棟、床下浸水101棟の被害が発生しました。


 人的被害については、除雪作業中の死者が全体の約3/4を、65歳以上の高齢者の死者が全体の約2/3を占めています。また、除雪作業中の死亡事故のうち、屋根からの転落が全体の1/3以上を占めて最も多く、屋根からの転落や落雪、水路への転落の合計が全体の約半数を占めています。

 雪崩・土砂災害については雪崩93件、そのうち集落雪崩(住家周辺の雪崩)は28件、がけ崩れ16件、地すべり26件、土石流等7件が発生しました。

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