避難所の設置·運営
9.発災後の対応:食物アレルギーの防止、衛生・巡回診療・保健

食物アレルギーの避難者が、食料や食事を安心して食べることができるよう、避難所で提供する食事については、原材料を表示した包装や、食材料を示した献立表の掲示などを行います。避難者自身も、誤食事故防止のために、周囲が目視で確認できるよう食物アレルギーの対象食料が示されたビブス(ゼッケン)やサインプレート等を活用することが大切です。

避難所内の感染症予防や生活習慣病などの発症や悪化予防、被災者の心身機能の低下予防のため、市町村は各避難所に保健師等を巡回させ、避難所全体の健康面に関するアセスメントやモニタリングを実施する必要があります。それらの結果を踏まえ、避難所の環境改善を図り、被災者の保健、医療ニーズの把握、被災者の体調変化への気付き等が行える体制を構築することが大切です。

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