消防指令室の指令により多数傷病者が原因不明で発生した事案が発せられた場合には、化学テロの可能性を考慮して自隊が保有する対応資機材を積載します。
その際に、指揮者と機関員は出動前に消防指令室から風向き、風速などの情報を確認し、地図を活用して通報場所から必ず風上に部署できるように出動経路や車両の部署位置を協議します。
車両の部署位置については、少なくとも通報場所より風上に約150メートル以上離れた場所を目標とします。
出動途上の車内では、検知・測定資機材の校正を行い、通報現場が近づいたら車内のエアコンを切り、車内より周囲の状況を確認して、随時、消防指令室に報告をします。
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