地方都市の多くでは、中心部ほど高齢者世帯率が高くなっています。
都市機能が集中的に整備されたまちなかは、雪害をしのぎながらできるだけ長く住み続けるための場所として、とりわけ雪国では重要な役割を担ってきました。
しかし郊外への大型店の立地が進み、まちなかが空洞化するにつれ、高齢世帯の多くが日常の買い物に市街地周辺部の大型店を利用するようになり、まちなかに住む利点が薄れています。
雪国都市の中心部のバリアフリー化が施策に取り上げられるようになりましたが、日常生活に必要な買い物や通院などの機能がコンパクトにまとまり、冬でも安全に歩いて行動できる市街地の整備が、これからの大きな課題といえるでしょう。
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